画像表示ウィンドウにトーンカーブでの色補正ができるように。素晴らしいがイマイチ

今まではレンダリングを書き出し、それをPhotoshopなどで調整するしかなかった。これではレンダリングしながら最終イメージを確認するのに手間取る。

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しかしR14ではトーンカーブ補正して画像表示ウィンドウで確認できるようになった。(しかもRGB各チャンネルも独立して補正可能)だから万事解決とは言えない。

実際にはRGBだけで色補正するのは、かなり苦労する。できないことはないけど、頭でRGBの補色を考えたりしながら試行錯誤する。だから、Photoshopの「色相彩度」のようなインタフェースをつけるべき。ある色域に対して、色相や彩度や輝度を調整することができれば、写真のデジタル現像に近づく。※ApertureやAdobeのCamera Rawのカラー調整はもっとわかりやすいUIだけれども

ただ、インタフェースとしてダメダメだから、勝手に改善案

このトーンカーブの上にある彩度や明るさコントラストという項目はほとんど意味を成さない。(RGBすべてに彩度を上げるようなことは必要?)画像表示ウィンドウで補正しながら確認するようなユーザーはこんな大雑把なパラメータは殆ど触らないだろう。なので、これらのパラメータは隠せるようにしたほうがいい。

露出やガンマは、(すでにトーンカーブ調整がついてしまったので)使わない人には邪魔になりそう。だからこれも隠せるようにして欲しい。

RGB各チャンネルを表示するかどうかのチェックボックスもそれぞれ一行ずつ確保する意味がない。反転するチェックなども少ないから隠せるようにしたほうがいい。

と、ここまで書いて思ったけど、「RGB各チャンネルを表示するかどうかのチェックボックス」は、それぞれのチャンネル毎のヒストグラムを見るために必要みたいね。だったらヒストグラムのところに、R,G,B,RGBというプルダウンを付けておくべき。これで解決。これと画像表示が連動するようにしておけばいいと思う。

※ただしRGとかGBとか2チャンネルのみ表示するのはできなくなるけど。そんなニーズがあるのか自分にはわからない。

疑問。そして愚痴

このトーンカーブって、始点と終点のベジェしか触れないんだろうか? 途中にポイントを打てるのかな?

それにしても、この「とりあえず付けました」って感じの実装がもったいない。R15以降のバージョンアップさせるためのネタだとすればケチくさいし、これが出来る限りの精一杯であれば、もう少し時間かけて実装すればよかった。

ベータユーザーにはこういうチェックと提案をする人がいないのかなあ。