スナップと量子化の設定

R11.5からR14に制作環境を変えてまず戸惑ったのが、量子化の設定がどこになったかだ。(量子化というのは、移動や回転などの時の量を一定間隔にする機能。CADでいうグリッドスナップに近い。)

色々探しまわってみると「属性マネージャ」もモードを「モデリング」にすることで表示できた。
(スナップの設定切り替えと量子化の設定を別にしたのはなぜ?)

属性マネージャは複数を同時に表示できるので、量子化設定専用の属性マネージャ(ウィンドウ)を作ることもできる。これを好きな場所にドッキングさせてタブで切り替えると便利そう。

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R14でスナップが変わった

工業製品や建築やインテリアのCGパースを作る時、正確に寸法を数値で入力する必要がある。形状を移動や変形する場合でも数値で管理したい。C4Dでのモデリング時には「スナップと量子化」の設定を随時変更しながら作業する。

R14では、スナップがかなり改善された。オブジェクトを移動させたり編集する際に、より直感的になっている。特に透視図での使いやすさが向上した。例えば面などをナイフ機能を適用する場合、R14より前のバージョンでは、透視図でナイフを使うと結果の精度が低かったので透視図で使うことができなかった。(建築や工業系の場合)

以前ネットのどこかで「R14のスナップは退化した」という意見を見た記憶があるが、それは間違いだと思う。

ただし、このために何万円も払ってバージョンアップする必要があるかというと、、微妙。確かに使いやすくなったが、それで劇的に何か変わったわけではなく、むしろ今まで放置されていた「使いやすさとか精度」が本来のレベルになったにすぎない。

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